鹿児島商工会議所青年部（鹿児島YEG）は、去る9月24日（火）、令和7年度9月事業「マネーの鹿」を開催いたしました。
本例会は、伝説的な番組「マネーの虎」をオマージュした企画です。YEGが未来の地域経済の担い手である学生のアイデアに直接触れ、対話を通じて相互に新たな学びを得ることを目的としました。さらに、優秀なプランに対してはYEGメンバーが投資や協業を検討する、極めて実践的でリアルなビジネス体験の場として企画されました。
今回の挑戦者は、鹿児島国際大学から創業を企画する5名の学生チーム「3HAYs」。彼女達が提案するは、ビジネスプランは、鹿児島市内の飲食・小売店を対象に、外国人観光客へローカルな情報や日本のルールをWebで提供し、店舗からは広告料を得るという、インバウンド需要に対応したものでした。
「鹿」側には、YEGメンバーに加え、ゲストコメンテーターとして創業塾の講師も務める向江隆行氏にご参加いただきました。向江氏やYEGメンバーは、専門的かつ実践的な視点から学生の夢と計画の実現性、市場性を厳しく審査。事業連携の可能性について、白熱した質疑応答が交わされました。
その結果、２名のYEGメンバーから具体的なサポートや事業化に向けた投資の意思が示され、単なるコンテストでなく、事業化に向けた強力な一歩を踏み出す機会となりました。
この「マネーの鹿」を通じて、YEGメンバーは次代のトレンドを発見し、学生は実践的な創業の準備と専門家によるメンターシップを得ることができました。「3HAYs」の方々には事業後の懇親会にもご参加いただき（もちろんノンアルコールです）、さらなる意見交換もすることができました。
鹿児島YEGは、今後も地域社会と次世代を繋ぎ、鹿児島に新しい活気を生み出す支援を継続してまいります。
（担当：船倉：東島）
