『かごしま春祭大ハンヤ2023参加』事業

今年で第21回目となる、かごしま春祭大ハンヤ2023が4月22日、23日鹿児島市の各所で開催され審査員、警備、演舞と事業に携わらせていただきました。

「大ハンヤ」とは、鹿児島の伝統芸能“ハンヤ節”の掛け声などを取り入れた、独創的な演舞を披露する“よさこい”形式の踊りのお祭りです。
ハンヤ節は奄美六調がそのルーツと考えられています。

奄美六調が海路によりお座敷歌として、九州の港町に伝わってハンヤ節となり、その後北前船により地域特性を加えながら各港町に伝わり日本海を北上し、津軽海峡を経て太平洋を南下し、瀬戸内海まで達しました。

鹿児島をルーツとする「ハンヤ節」が全国各地に伝わり、今も歌い踊られています。
その為、全国から参加するチームも多く、また参加チームは各会場を順次移動して演舞を披露します。

全国から参加したチームは、各会場にて演舞を披露し審査員によって審査されます。
審査基準は曲、踊り、装飾(衣装、化粧)、演出、感動の5項目となります。
今回YEG大賞という賞をご準備させていただき、審査員としても参加をしました。

演舞を披露するチームからはこの大会に懸ける思いが伝わってきて審査側も甲乙つけがたい、緊迫した空気となりました。

また、今回初の試みとなるパレードも披露され、その一部(ぴらもーる通り)をメンバーで警備にあたり、沿道の観覧者と賑わいを体感しました。久しぶりに大賑わいのお祭りの雰囲気に触れ心が躍りました。

そして、審査側として参加するのであれば、審査される側でも参加したいという令和5年度橋野会長の思いもありYEG大賞を表章する前にメンバーで会場の皆様にお礼演舞を披露させていただきました。SEKAINO OWARIのハビットという曲にのせたお礼演舞の合同練習は合計で6回です、合同練習以外にもメンバーは個人練習も含め相当な時間を割いて大ハンヤの舞台での演舞に挑んで頂きました。YouTubeにもアップされております。

「ハンヤ」は、ハンエイ(繁栄)を語源にしていると言われています。
大きい繫栄で大ハンヤ、鹿児島の伝統芸能“ハンヤ節”と独創的な演舞を披露する“よさこい”形式の踊りのお祭りの背景には戦後不況の中、市民生活が落ち着きを見せ始めた昭和29年に不況を吹き飛ばし、市民の健康と繁栄を祈願し、商店街振興を促すために発足したお祭りです。時代は巡りその背景を知る人は少なくなりましたが、我々YEGメンバーが発信し、更にまちづくりに寄与できる団体となるよう取り組んでいきたいと思います。